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【映画】グッドウィルハンティング

福山さんオススメということで月一レンタル。あまり乗り気ではなかったけれど、過去最高に響いた。

主人公は恵まれ過ぎた才能と、恵まれなかった家庭を持った青年。
共にバットを持って向かっていってくれる、気のおけない仲間と毎日酒を飲み、ガキを野球に連れていって観戦する、そんな日々があればそれでいい。

お前は何がしたい?
その問いに、彼は心を閉ざす。本当にそんな毎日でいいのか?それなら何故、本を読みつづけていた?それなら何故、わざわざ電車40分もかけてMITで清掃員のアルバイトをしていた?何故、誰も見ていないところで数式を解いた?

捨てられる前に捨てる。嘘をつく。本当の自分を見せない。
全て彼にとっては、幼い頃から身につけた防衛本能。自分が愛されなくなることに怯え、相手を愛しているということができない。

まず心の扉を開いた言葉は、教授の
「君は悪くない」という言葉。
そんなことは分かっている。だけど、誰もそうは言ってくれなかった。だから自己弁護するしかなかった。
何度も何度も繰り返されるその言葉に、固くかけられた心の鍵は溶けていく。子供のように泣きじゃくる青年。
やっと少し、扉が開いた。

自分の本当の望みは口にせず、ずっと工事現場で働くという。
それに対しての親友のセリフが泣ける。
「宝くじを無駄にするな。ある日突然、何も言わずにおまえが消えていてくれたら幸せだ。」
本気で彼のことを思っているからこその言葉。

扉を開き、友の友情に触れ、改めて考える。自分にとって、1番大切なものはなんなのか?その答えを見つけたから、彼は旅立つ。

教授もまた旅立つ。港を失った船のようにただ海の上を漂っていた船は、港はもうないと彼との触れ合いで認める事ができ、新しい何かを探す旅に出る。
周りから見れば、海の上に漂っていることに変わりはない。だけど、何かを探そうという意思があるかどうかで、その漂っている意味は全く変わってくる。

今、電話がかかってきた。幸せやなー。
金がどうとか、会社での立場がどうとか関係ない。俺もちゃんと、自分の人生と彼女に向き合おう。


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